筆者が中国内陸の100万都市を拠点にしてはや10年以上が経過してしまった。この10年で中国は存在感を高め、中国人は日本に「爆買い」にやってくるようになり、昨年は爆買いが流行語大賞に選ばれるまでになってしまった。 中国の消費者は、“彼らの”インターネット環境を利用して、欲しい商品を事前に知り、日本に買いにやってくる。ところがご存知の通り、中国のインターネット環境というのは、米国シリコンバレーの匂いがしない摩訶不思議な環境だ。爆買いのビッグウェーブに乗ろうとすれば、百度・微信・微博・淘宝網・天猫・優酷網・支付宝──といった、漢字名のネットサービスを知ることになる。ハードウェアでは、小米(Xiaomi)・華為(Huawei)・聯想(Lenovo)など地元企業がシェアを握っている。 中国のサービスにはどのようなものがあるのか、調べてみた人もいるかもしれない。しかし閉ざされたネット環境にある中国の街
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