1981年に発売されたIBM-PCは、CPUとして"Intelプロセッサ i8088"を搭載していました。i8088は、i8086のデータバス8ビット版ですから(i8086のデータバスは16ビット)、IBM-PCアーキテクチャを理解するためには、i8086の知識が必要になるのです。 そして、このIBM-PCに搭載されていたOSが"PC DOS"であり、これはビルゲイツ率いる当時生まれたばかりのMicrosoft社が開発した「MS-DOSのIBM-PC版OEM製品」。 ですから、IBM-PCを味わうためには、i8086とMS-DOSの知識が必要になります。MS-DOSは、もはやその役目を終えたとはいえ、Microsoft社の商品ですから、勝手にコピーして配布する訳にはいきません。幸いなことに『FreeDOS』という神プロジェクトが、配布自由なDOS互換OSと関連ツールを開発し、公開してくれて
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