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2020年3月30日のブックマーク (1件)

  • 村上原野(ボレロ村上)の思い出

    村上原野(ボレロ村上)の思い出を色褪せないうちに書いておこうと思う。 村上原野の父親であり師匠であった猪風来は縄文土器による芸術家である。縄文土器の制作方法を復元した人物だ。 猪風来プロフィール | 美術館の紹介 | 猪風来美術館 縄文土器は窯を使わずに野焼きで焼き上げる。野焼きで窯ほど燃焼温度が上がらないので、低温でも焼き上がるような粘土を使わなければならない。その製法は再発見され、村上原野が縄文土器作成を学ぶ頃には、一通り完成していた。製法を復元した上で、その製法を使って芸術品を作るというのだ。 聞いた話では、猪風来は極めて形から入る芸術肌の人間で、縄文人の心を理解するために、北海道に竪穴式住居をこしらえて家族で住んでいた。つまり、村上原野の父親と母親と人は中学生か高校生ぐらいまで北海道の竪穴式住居に住んでいたのだ。 竪穴式住居とは歴史の教科書にも出てくる様式の原始的な家だ。地面を掘