ここ数年社会の高齢化を反映してか,どのように人生の終わりを迎えるべきなのか,というテーマが以前よりは抵抗なく受け入れられるようになっている気がします。最近出たこの本も,書店での扱いやアマゾンのランキングなどを見る限り,かなり評判がいいようです。 大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書) 作者: 中村仁一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/01/30メディア: 新書購入: 16人 クリック: 210回この商品を含むブログ (40件) を見る読んでみると「死」というテーマを嫌悪感なく読ませる語り口はなかなかのもので,売れているのも納得できます。普段「死」について考えず,いざその現実に直面したときに冷静な判断ができないという話を伺うことは職業柄自分にもよくありますから,前もって考えておきましょうという提言には同意します。ただ問題は,考えるための判断材料が妥当かどうかという点です
![「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を読んでみた - Dr.Poohの日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8bb9f8afc214f174f077f99d48b91189ed21b20c/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41H%2BtnV95fL.jpg)