この記事は、連載「基礎からわかる Web Components 徹底解説 〜仕様から実装まで理解する〜」の第2回目になります。 カルーセルギャラリーをコンポーネント化する Web Componentsによってスコープが実現したものの、コンポーネント化する難しさは変わりません。分割しすぎればHTML ImportsによるHTTPリクエストが必然的に増加し、パフォーマンスへ懸念が残ります。コンポーネント化した要素のどの部分を変更可能にするかなどの、汎用性についても悩ましいところです。 複数の写真をコンパクトなスペースで表示するUIとして、カルーセルギャラリーはよく見かけるUIです。これを実装するには、例えばカルーセルを構築するためのJavaSciriptの処理、及びそのCSSを既存のHTMLに追加する必要があります。 カルーセルギャラリーを構成するためのjQueryのプラグインなどは多数配布さ
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