大阪府の吉村知事は、府内で新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された人が、12日、およそ1700人に上る見通しであることを明らかにしました。 そのうえで、今後も感染が拡大する可能性が高いとして、感染対策の徹底を重ねて呼びかけました。 吉村知事は記者会見で、府内で新型コロナへの感染が確認された人が、12日、およそ1700人に上る見通しだと発表しました。 府内で一日当たりの新規感染者数が1000人を超えるのは、去年の9月15日以来です。 そのうえで、吉村知事は「オミクロン株の感染拡大力が非常に強いことを物語っており、今後も感染拡大する可能性が高い」と述べ、府民に対し感染対策の徹底を重ねて呼びかけました。 また、吉村知事は、府内の病床の使用率や重症患者の人数が、現段階では低い水準にとどまっていると説明する一方「医療従事者やエッセンシャルワーカーが感染したり、濃厚接触者となったりすることも想定さ
新型コロナウイルスのワクチンを接種していない人が、職場などで不当な扱いを受ける例が目立っている。体質に不安があって控えていても解雇されたり、打つことを無理強いされたりするケースも。3回目の接種が始まる中、国は引き続き「強制ではない」と周知するが、差別や偏見は地域や家庭にまで広がっているようだ。 【画像】打たないと夫から「出ていけ」 やまぬ不利益と差別 福岡市内の会社に勤める30代男性は昨年末、解雇を告げられた。測量機器の納入や運転の点検をする仕事。顧客の事務所や機器を取り付けた現場に出向くことが多く、「ワクチンを打ってないと行けないですよね」と社長に言われた。 幼い頃から体が弱かった。インフルエンザの予防接種では発熱や吐き気の症状が出た。コロナワクチンを打った同僚には体調を崩した人も多く、不安になって打つのを控えている。 ワクチンについて最初に問われたのは昨年夏。行動を共にしていた上司から
テニス男子シングルス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が、全豪オープンに出場するためオーストラリアの空港に到着したところ、入国を拒否され、選手側は裁判所に異議を申し立てました。 ジョコビッチ選手は新型コロナウイルスのワクチン接種を完了していないとみられ、入国の条件となっている接種が免除されるかどうかが焦点となっています。 ジョコビッチ選手は今月17日に開幕する全豪オープンに出場するため5日夜メルボルンの空港に到着したところ、入国を拒否されました。 ことしの全豪オープンでは、ワクチン接種の完了が選手の入国条件の1つとされ、医学的な理由で接種できない場合は、州当局などが設けた委員会が接種の免除を認めるかどうかを審査することになっています。 ジョコビッチ選手はこれまでワクチン接種に否定的な立場をたびたび示してきたことから接種は完了していないとみられ、4日には自身のSNSに「免除が認めら
沖縄県は5日午前、県内の新型コロナウイルス感染者が600人前後に上る見込みだと発表した。先週水曜日発表の27人と比較して22倍、前日4日発表の225人と比較しても2・6倍に上る。県内では昨年8月25日に過去最多の1日809人を記録。600人を超すのは、同月28日の655人以来。 県内ではオミクロン株への置き換えが進んでいる。県は5日、医療の専門家や経済関係団体の会議を招集し今後の対応策について意見を聞く。 政府は、週内にも「まん延防止等重点措置」を適用する方向で調整している。 県内では、昨年12月中旬まで40日以上にわたって、感染者が1日10人以内で推移していたが、その後劇的に拡大。年明けの4日間で、計458人の感染が出ていた。5日の感染を合わせると、1000人を超えることになる。 在沖米軍関係者も4日間で583人の感染となっている。 玉城デニー知事は4日、記者会見で「もはや第6波に突入し
初詣に多くの参拝客が訪れる東京 千代田区の東京大神宮で、職員が相次いで新型コロナウイルスに感染してクラスターが発生し、東京大神宮では3日から今月16日まで初詣の一般参拝などを中止する対応をとりました。 千代田区によりますと、先月31日に東京大神宮の職員1人の感染が確認された後、1日と2日も職員の感染確認が相次いで合わせて11人が感染し、区はクラスターが発生したと発表しました。 東京大神宮では、一般参拝や祈とうで、マスクを着用して対応し、お守りやお札の手渡しなどの対応も屋外で行われていたことなどから千代田区保健所では参拝客などの中に濃厚接触者は認められなかったとしています。 クラスターの発生を受けて、東京大神宮は3日から今月16日まで初詣の一般参拝などを中止する対応をとりました。 東京大神宮は縁結びに御利益があるとして有名でコロナ禍以前は三が日の初詣に毎年およそ4万5千人が訪れ、ことしも元日
宇都宮市の文星芸術大構内で22日、同大3年の女子学生(21)が鉄板の切断作業中にやけどを負って死亡した事故で、女子学生は立体作品の自主制作の時間に、燃えにくい作業着などを着て1人で作業していたことが31日、宇都宮中央署や大学への取材で分かった。同署は大学の安全対策に問題がなかったかどうかを含め、原因を調べている。 同署や大学によると、女子学生は総合造形専攻で立体が専門だった。22日は授業日ではなく作品の自主制作日で出席義務はなかった。正午ごろから多目的工房室の外の作業台で、電動工具のグラインダーで鉄板を切断するなどの作業を1人でしていた。 事故発生前は難燃性のつなぎ、帽子、ゴーグルなど大学からの注意事項を守った服装だった。グラインダーを使用する際は見張り役の教職員が付くルールで、多目的工房室内には職員がいた。午後2時ごろ、職員が悲鳴を聞いて外に出ると、女子学生の上半身から炎が上がっていたと
(CNN) 飛行中の機内で自ら行った新型コロナウイルスの検査で陽性と判明した女性が、結果を乗務員に申し出て、その後数時間機内のトイレに自分を隔離した。 マリサ・フォティオさんは12月19日、家族と最終目的地のスイスに行くために、アイスランド航空の便でシカゴからアイスランドのレイキャビクに向かっていた。 フォティオさんはフライトの前に、PCR検査を2回、簡易検査を約5回受け、すべて陰性だったが、離陸後1時間半ほどしてのどに痛みを感じ始めたという。 シカゴで幼稚園の教諭をしているフォティオさんは、新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、さらにブースター(追加)接種も受けていた。また日頃、ワクチン接種を受けていない幼児たちと接しているため、検査は常に受けているという。 「検査をしてみよう。気が楽になれる」と思ったフォティオさんだったが、トイレの中で即座に陽性とわかるとパニックに。客室乗務員はフォ
29日はこれまでに全国で501人の感染が発表されています。一日に発表された感染者の数が500人を超えるのは、およそ2か月前のことし10月16日以来です。また石川県で2人、北海道で1人、福岡県で1人の合わせて4人の死亡の発表がありました。国内で感染が確認された人は空港の検疫などを含め173万2543人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で合わせて173万3255人となっています。亡くなった人は国内で感染が確認された人が1万8392人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1万8405人です。 各自治体などによりますと、国内で感染が確認された人は累計で次のとおりです。 ( )内は29日の新たな感染者数です。 ▽東京都は38万2956人(76) ▽大阪府は20万3660人(61) ▽神奈川県は16万9778人(21) ▽埼玉県は11万6059人(11) ▽愛知県は10万7062人(17) ▽千葉県は
南アフリカ共和国から広がった「オミクロン株」が、新型コロナウイルス変異株の勢力地図を塗り替えようとしている。日本国内でも市中感染が報告され始めた。 一番の気がかりは、ワクチンの効果の低下や、接種を完了していても防ぎきれない「ブレイクスルー感染」だ。 同じワクチンの「追加接種」に意味はある? 現時点での最善策は「追加接種」――というのが世界の共通認識だ。イスラエルは世界に先駆け、4カ月間隔で4回目接種の実施を発表した(12月22日AFP通信)。 「同じようなワクチンを繰り返し打つだけで意味があるの?」と思う人もいるかもしれない。しかし最新研究を見る限り、ファイザー製もモデルナ製も、3回接種を受ければオミクロン株にもギリギリ対抗できそうだ。 ファイザーについては12月14日、イスラエルの共同研究の成果が示された(査読前論文「medRxiv」)。ファイザー2回目接種から5~6カ月経った人の血液で
妊娠中に感染すると生まれてくる子に障害が出るおそれがある風疹。その流行を防ぐため、厚生労働省は今年度中に190万人の男性にワクチン接種を終える計画ですが、コロナ禍で接種率が4割に届いていないことが分かりました。厚生労働省は無料で接種できる期間を2024年度まで延長する方針です。 厚生労働省は、風疹ワクチンの定期接種を受けていない1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた、およそ1500万人の男性に対し、おととし6月以降、抗体検査を無料で受けてもらえるようにしたうえで、抗体がない人にはワクチン接種も無料で行っています。 計画では、今年度中に190万人の男性に接種を終える目標でしたが、コロナ禍で受診控えや健康診断の延期が相次ぎ、接種を受けた人は、ことし10月末までに74万人余りと39%にとどまっています。 このため、厚生労働省は無料で抗体検査や接種を受けられる期間を2024年度まで
米国産ジャガイモについて、(1)ポテトチップ加工用生鮮ジャガイモの通年輸入解禁(2)生食用ジャガイモの全面輸入解禁に向けた協議(3)防カビ剤の農薬から食品添加物への分類変更(4)その残留基準値の20倍緩和(5)遺伝子組み換えジャガイモの立て続けの認可(6)冷凍フライドポテトの関税撤廃、と続く措置のメッセージは明確である。 量と質の食料安全保障 日本の食料自給率が最低を更新したと報じられた。自給率目標が掲げられても、それに向けて上がる兆しは一向に見られない。食料安全保障には量と質の両面がある。まず、国民の命を守るために量を確保することが必要だが、同時に、食料の質、すなわち、安全な食料が確保されることが不可欠である。 畳みかける貿易自由化はとどまることを知らず、量と質の両面で食料安全保障のリスクが高まりこそすれ、緩和はしない厳しい状況にある。そういう中で、ジャガイモについても着実に量と質の両面
3年前、ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑さん。 体を守る「免疫」の仕組みの研究に長年取り組み、がんの治療薬の開発に貢献するなど世界をリードする成果をあげ続けてきました。 その本庶さんの研究室には1つの伝説がありました。 かつて、本庶さんが与えたテーマと全く関係ない「魚」の研究で、あの世界的科学雑誌「nature」の表紙を飾った若手研究者がいたらしい。 しかも実験していたこと自体、本庶さんに内緒にしていたらしい。 なぜこっそり“裏実験”を行っていたのか。 当時の若手研究者に真相を尋ねると、とかく埋もれがちな若い才能やアイデアを伸ばすヒントが見えてきました。 (大阪拠点放送局 記者 稲垣雄也) その研究者に会いに、大阪大学の研究室を訪ねました。 生命機能研究科の近藤滋 教授です。 近藤さんが本庶研に所属していたのは、25年ほど前。 当時の研究室は本庶さんの指示のもと、グループごとにテーマ
新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が海外から入国した人を中心に相次ぐ中、同じ航空機に乗っていたとして濃厚接触者になるケースが増えていて、都内では1000人を超えました。 厚生労働省は、海外から入国した人でオミクロン株に感染していたことが分かった人と同じ航空機に乗っていた乗客を濃厚接触者と見なしています。 都によりますと、19日の時点でこのうち1002人が都内に住んでいる人や滞在している人だということです。 1002人のうち408人は都の宿泊療養施設に入ったか、今後入る予定で、そのほかの人は自宅で待機して保健所などと連絡がとれているということです。 「オミクロン株」への感染が海外から入国した人を中心に相次ぐ中、濃厚接触者になるケースが増えていて、都内で最初に確認されたのは先月30日のおよそ40人でしたが、3日前の17日時点で742人、18日時点で909人、そして、19日時
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