『バーフバリ』(二部作)というインド映画をご存知だろうか。前編はインド映画初の全米興行成績トップ10入りを果たし、後編は全米初登場3位となった娯楽大作だ。日本でも去年から一大ブームを巻き起こしており、映画館を満席にしつづけている。 テルグ語が使われているこの映画の日本語字幕監修を担当したのが、茨城大学人文社会科学部の山田桂子教授(南アジア史)だ。先日、那珂市の映画館「あまや座」での上映後、トークショーに臨んだ山田教授。ここだけの裏話を聞くことができた。 まずは、『バーフバリ』とはどんな映画なのか。まだ観ていない方は、ひとまずこちらの予告編映像を確認してほしい。 1作目は『バーフバリ 伝説誕生』。S.S.ラージャマウリ監督、2015年公開。 ご覧のとおり、伝説の戦士・バーフバリをめぐる王国三代の物語を、壮大な世界観、あり得ないほどの豪快なアクション、息もつかせぬ展開とテンション、そしてインド