東京・お台場の「船の科学館」(品川区東八潮)で昨年九月末に係留展示を終えた旧国鉄の青函連絡船「羊蹄丸」が二十五日、タグボートにえい航され桟橋を離岸、譲渡先の愛媛県の新居浜東港に向け出航した。二十九日正午ごろ同港に接岸し、一般公開後、船舶リサイクルの仕組みを研究するため解体される。
東京・お台場の「船の科学館」(品川区東八潮)で昨年九月末に係留展示を終えた旧国鉄の青函連絡船「羊蹄丸」が二十五日、タグボートにえい航され桟橋を離岸、譲渡先の愛媛県の新居浜東港に向け出航した。二十九日正午ごろ同港に接岸し、一般公開後、船舶リサイクルの仕組みを研究するため解体される。
お台場の「船の科学館」(品川区)から25日午前、愛媛県へえい航された青函連絡船「羊蹄丸」の離岸作業は、多くのファンに見守られた。昨年9月末の展示終了時に「お別れ式典」を行ったものの、最後の雄姿を見届けようとこの日早朝から、カメラを手にした関係者やファンが桟橋に詰めかけた。 (滝沢学)
京都府宇治市の職員が、生活保護を申請した母子世帯の女性に対し、異性と生活することを禁止したり、妊娠出産した場合は生活保護に頼らないことを誓わせたりする誓約書に署名させていたことが十三日、分かった。 市によると、誓約書は、ケースワーカーが個人的に作成し、母子世帯のほか、外国人などへの誓約事項を列挙。「日本語を理解しないのは自己責任。仕事が見つからないとの言い訳は認められない」とも書かれていた。市は不適切だったとして、関係者に謝罪した。 生活支援課の三十代の男性ケースワーカーが署名させていた。「受給中はぜいたくや無駄遣いをせず、社会的モラルを守り、節度ある生活をすることを誓う」「書類の不備が複数回発生した場合には自己責任なので、廃止を踏まえた処分は貴職に一任する」とも書かれていた。
政府は六日の行政改革実行本部(本部長・野田佳彦首相)会合で、二〇一三年度の国家公務員の新規採用数について、政権交代前の〇九年度比で四割以上削減する方針を確認した。社会保障と税の一体改革の柱となる消費税率引き上げに向け、行政改革に積極的に取り組む姿勢を強調する狙いがある。四月から一三年度の採用試験が始まるのを前に、三月中に閣議決定する。 〇九年度の新規採用は八千五百十一人。民主党政権下では、一一年度に〇九年度比37%減の約五千三百人、東日本大震災後で人員を増やした一二年度も同26%減の約六千三百人に抑えている。四割超の削減なら、採用は五千人程度になる。 同日の会合で、岡田克也副総理は各閣僚に対して「今までを大幅に上回る削減をお願いしたい」と要請。野田首相も「速やかに結論を出し、国民に分かりやすい成果を出す必要がある」と述べた。ただ、各省庁内には大幅減への慎重論もあり、調整が難航する可能性もあ
「何で本は読まなきゃいけなくて、漫画はダメなの」「そもそも漫画と本の違いって」-? 十三歳の中学生が本紙に寄せた投書が、反響を呼んでいる。六十歳の男性が「本は思考力を養う」と読書を勧めると、四十七歳女性が「思考力は本でも漫画でも養われる」と反論。古くて新しいこの論争、漫画や本の世界に携わる人たちはどう考える? (岩岡千景) 投書は、東京都港区の中学生須藤美佳さん(13)から。漫画を読んでいると母親から「本をいっぱい読みなさい」と言われるといい、抱いた疑問をつづった文が、二月六日の発言欄に載った。 これに、静岡県熱海市の会社員小磯清さん(60)は「大きな違いは絵がないこと」「絵がなければ、情景を頭の中で描きながら読む。それこそが思考力」と読書を勧める。すると東京都武蔵野市の自由業、田中ヒサコさん(47)が「漫画も思考力を養う」と意見を返し、発言欄で反響が続いた。
米から国の基準を上回る放射性物質が検出された福島県伊達市で、土壌汚染や被ばくへの懸念から耕作できなかった農家に対し、市農業委員会が田畑を耕作放棄地と扱う通知を出した。「農地として適切に利用されていない」として耕すよう指導。一月中旬に通知を受けた同市の小野寛さん(51)は「耕すと放射性物質が土に混ざる」と困惑している。 (中崎裕) 各自治体の農業委員会は農地法に基づき、年に一度、耕作放棄地を調査。最初の指導通知が届いた時点で耕作放棄地扱いとなり、所有者は原則的に新たな農地取得ができなくなる。同市農業委は今回、二百件ほどの指導通知を出した。
戦後初めて日本に来たアジアゾウで、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で飼育されている雌の「はな子」が今年、推定年齢六十五歳を迎えた。国内のゾウでは最高齢。歯が弱くなり、年老いたはな子を飼育係が餌を工夫して支えている。(高橋知子) はな子は一九四九年、生まれ故郷のタイから日本に来た。当時、推定二歳半。名前は戦前、上野動物園にいた「花子」に由来する。当初は上野にいたが、五四年に井の頭へ。はな子を移動動物園で見た武蔵野、三鷹市民の強い要望だった。 二年後、酔った男性がゾウ舎に入り込み、はな子に踏まれて死亡する事故が起きた。その二年後には飼育係も。はな子は半年間、脚を鎖につながれ自由を奪われた。 ゾウの歯は通常四本だが、はな子の歯は若くして抜け落ち、今は一本しかない。「鎖につながれた時のストレスが原因と言われている」と飼育係の斉藤美和さん(28)は説明する。普通なら皮ごと食べられるバナナも、皮をむ
焼却灰問題を受け、5日から稼働を停止した柏市南部クリーンセンター。灰の保管場所問題が深刻化している=柏市で 放射性セシウムを含むごみの焼却灰問題を受け、県が乗り出した一時保管場所探しが、暗礁に乗り上げている。県は我孫子、印西両市にまたがる手賀沼終末処理場を関係自治体に打診したが、両市が反発。他の関係自治体も両市の立場を気遣い、県の提案を強力に後押しするわけにもいかないでいる。代替案もなく「この案で調整を続けていくしかない」(県担当課)というが、打開のめどは立たない。 (横山大輔) 県と両市のほか、柏、松戸、流山の関係五市は、昨年十二月二十二日と一月五日に、副市長クラスが集まり協議を実施。だが、我孫子、印西両市は提案を受け入れられないとの姿勢を鮮明にした。両市以外の三市は「早く決めたいが、我孫子と印西の立場を考えると発言しにくい」と頭を抱えている。 「総論賛成、各論反対になってしまっている」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く