「バグって何ですか?」 コンピュータを少しでもかじったことのある人で、この質問に答えられない人はいないだろう。 コンピュータの入門書には必ずといっていいほど、バグという言葉の説明がついている。ご承知の通り、 バグとは、プログラムの誤りのことである。コンピュータ関係者はプログラムの誤りに限らず、 機械や計画の欠陥一般にも「バグ」という言葉を使う。 バグ(bug)という言葉はもともと、虫、シラミ、南京虫、ばい菌、微生物という意味をもっている。 ふとんや畳にいつの間にか棲みつき悪さをする南京虫のように、バグはいつの間にかプログラムに住みつき、 プログラマたちを悩ませる。これは一種の比喩、たとえ話のようなものだ。 バグ=虫という連想から、デバッグ(debug)=害虫駆除という言葉もプログラムに対して使うようになった。 もちろんデバッグとはプログラムの誤りを修正することをいうわけだ。デバッグをするた