パレスチナのヨルダン川西岸で住民への暴力が相次いでいることを受け、政府は、関与したとされるイスラエルからの入植者4人に対し、資産凍結などの制裁を科すことを決めました。 OCHA=国連人道問題調整事務所によりますと、去年10月にガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まって以降、ヨルダン川西岸でもイスラエルからのユダヤ人入植者によるパレスチナ人への暴力が相次いでいます。 政府は、こうした一連の行為は極めて非人道的で容認できないとして、23日の閣議で、関与したとされるイスラエルからの入植者4人に対し、資産凍結などの制裁を科すことを決めました。 ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植者による暴力をめぐっては、アメリカやイギリスなども同様の措置をとっていて、日本が制裁を科すのは初めてです。 林官房長官は閣議のあとの記者会見で「イスラエルによる入植活動は国際法違反であり、『2国家解決』の実現を