北朝鮮が、歴史的につながりが深いアフリカ諸国で外交特権を悪用し、野生のサイの角や象牙の密輸を繰り返すことで外貨を稼いできたとするNGOの報告書がまとまりました。専門家は、国際社会が制裁を強化する中で、北朝鮮が外貨獲得を狙った違法行為をアフリカでさらに拡大していくおそれがあると警告しています。 それによりますと、1986年以降、絶滅のおそれがある野生のサイの角や象牙の違法取引に関与したとして北朝鮮の外交官らが摘発された事件が少なくとも18件に上ることが明らかになりました。 最近では、おととし、南アフリカの北朝鮮大使館の参事官らが隣国モザンビークで、サイの角4.5キロをひそかに購入して車で運ぼうとしていたところを地元の警察に摘発されました。 押収されたサイの角は、中国などの闇市場に持ち込めば10万ドル(日本円で1000万円以上)に相当するものだったということです。 また去年には、エチオピアの国
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