香港では4日、抗議活動に参加する人がマスクなどで顔を隠すことを政府が禁止したことに反発して大勢の市民が抗議活動を行い、14歳の少年が警察官に拳銃で撃たれて脚に大けがをしました。香港では5日も午後からデモ行進や集会が各地で呼びかけられていて、混乱が拡大するおそれもあります。 香港の林鄭月娥行政長官は4日、議会の承認を経ずにさまざまな規則を設けることができる「緊急状況規則条例」を発動し、抗議活動に参加する人がマスクなどで顔を隠すことを禁止すると発表しました。 これに反発した市民が4日夜、各地で抗議活動を行い、14歳の少年が警察官に拳銃で撃たれて太ももに大けがをするなど、香港政府によりますと、合わせて31人がけがをしたということです。 警察は5日未明の会見で、警察官が複数の人に取り囲まれて殴られ身の危険を感じたため自衛のために発砲したとして、発砲は適切だったと強調しました。 また、香港の地下鉄は