「韓国の政治家は、対話と妥協が苦手で、互いを誹謗することが政治の中心になっている。さらに、固い支持基盤もないので、相手をどれだけ攻撃するかで支持率が乱高下する。民主主義が韓国において成長しないのは、そのあたりに限界があるからです」 そう語ったのは、日韓でベストセラーとなっている『反日種族主義』(文藝春秋)の共著者、落星台経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員だ。 11月22日、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、破棄するとした通告の効力を停止する方針を日本側に伝えた韓国・文在寅政権。失効期限の6時間前という、ぎりぎりのタイミングでの決定だった。