アメリカ軍がイランの精鋭部隊の司令官をイラクで殺害し緊張が高まる中、イラクの首都バグダッドでは数万人が司令官らの葬列に加わり、イランの影響下にあるシーア派の民兵らがアメリカに対して非難の声をあげました。 この民兵組織の呼びかけで4日、バグダッドでソレイマニ司令官ら亡くなった人たちの葬儀が行われ、民兵組織のトップが「アメリカがイラクの主権を侵害したことに対し、対抗措置をとるのはイラクの政府と議会の義務だ」と訴えました。 そのあと、司令官らの棺は数万人の葬列とともにシーア派の聖地、イラク中部のカルバラへ向かい、アブドルマハディ暫定首相も合流しました。 イラクでは、シーア派が人口の半数以上を占めていて、シーア派の大国イランが民兵組織を通じて影響力を拡大しています。 葬列に加わった民兵らは「アメリカはいらない」などと非難の声をあげていました。 ソレイマニ司令官の殺害を受けイランは報復する構えを見せ