国華産業が運航するタンカーの船体に残された付着機雷の一部(提供:U.S. Navy/ロイター/アフロ) [ロンドン発]米国のドナルド・トランプ大統領が「どうして米国が他国のために無報酬でシーレーンを守らなければならないのか。危険な旅を強いられている自国の船舶は自分たちで守るべきだ」とツイートしたことについて、香田洋二・元海上自衛隊自衛艦隊司令官はどう見るのか、緊急インタビューしました。 ――トランプ大統領のツイートの真意は何でしょうか香田洋二・元自衛艦隊司令官(筆者撮影)香田氏「米国はシェールガス革命で間もなくエネルギー純輸出国になるので、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡のシーレーン防衛は狭い意味で米国の国益とは関係なくなりました。他国のために米国が主になってやりませんよ、と当事国に今後の対応を迫ったわけです」 「ホルムズ海峡への依存と責任が少なくなった米国のトランプ大統領がそのように言