中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎が拡大していることを受けて成田空港の薬局では、中国に帰国する観光客がマスクを大量に買い求める姿が見られました。 薬局によりますと、肺炎の患者が増加していることが明らかになって以来、マスクを買い求める人が急増し、中には棚から大量にかごに入れてレジに向かう人の姿もありました。 薬局の担当者は「こんなことは今までになかった」と話していました。 遼寧省大連から観光で訪れていた37歳の女性は「中国ではどの店でもマスクは品薄で、日本のお土産として人気です」と話していました。 浙江省寧波から訪れていた42歳の男性は「過度に心配しているわけではありませんが、中国では手に入らなくなっているため、家族や友達のために買いました」と話していました。