日本・中国・韓国の囲碁のトップ棋士と、日本で開発が進められている人工知能が対局する初めての世界大会は最終日の23日、人工知能が、国内で史上初の七冠独占を果たした井山裕太九段を破りました。人工知能は1勝2敗と負け越しましたが、各国のトップ棋士と互角に渡り合える実力を示しました。 DeepZenGoは22日までの2戦で、中国と韓国の棋士に敗れていて最終日の23日は、去年、国内で史上初の七冠独占を果たした、井山裕太九段との対局に臨みました。 DeepZenGoは序盤から攻撃的な打ち手を見せて最終盤には大差をつけ、午後4時40分ごろ井山九段が投了しました。 DeepZenGoは1勝2敗と負け越して3位で大会を終えましたが、敗れた2つの対局も一時は優勢になり、各国のトップ棋士と互角に渡り合える実力を示しました。 大会は韓国代表のパク・ジョンファン(朴廷桓)九段が3戦全勝で優勝しました。