「Ryzen 9 3950X」は16コア32スレッドに到達。AMDが独自イベントで「Ryzen 3000」の追加ラインナップを発表 ライター:西川善司 北米時間6月10日,AMDは,E3 2019のタイミングに合わせて,会場にほど近いイベントホールで「AMD Next Horizon Gaming」という新製品発表イベントを開催した。このイベントに先だって6月8日と9日に,AMDは世界中のメディア関係者を集めた事前説明会を開催している。 壇上でスピーチするLisa Su博士(President and CEO,AMD) これらのイベントには,AMD社長兼CEOであるLisa Su博士をはじめとして,AMDのCTO兼テクノロジー&エンジニアリング部門上級副社長のMark Papermaster氏,新たなMr.RadeonことRadeon Technologies Group担当上級副社長のD
AMD,次世代CPUアーキテクチャ「Zen 2」を採用した12コアプロセッサ「Ryzen 9 3900X」を発表 ライター:米田 聡 2019年5月27日,米AMDで社長兼CEOを務めるLisa Su氏は,COMPUTEX TAIPEI 2019で基調講演を行い,その中で同氏はTSMCの7nmプロセスで製造される「Zen 2」コアを用いた12コアのプロセッサ製品「Ryzen 9 3900X」を発表した。 Socket AM4に対応する「メインストリーム向け初の12コアプロセッサ」(Su氏)になるという。詳細は追ってお知らせしたい。 「AMD」公式サイト 関連記事一覧へ関連記事 「Zen 2」世代コアのデスクトップPC向けAPU「Ryzen 3 4300G」の単体販売がスタート AMD,「Ryzen 5 4500」と「Ryzen 3 4100」を国内発売。Zen 2ベースのデスクトップPC向
2018年1月にプロセッサの脆弱性問題として「Specter」と「Meltdown」が発覚した。すでに脆弱性の対策パッチは公開されているが、これらを適用した場合にどの程度性能が低下するかをPhoronixが調査しその結果を公開した(GIGAZINE、Slashdot)。 調査対象はIntelのCore i7-6800K・Core i7-8700K・Core i9-7980XEと、AMDのRyzen 7 2700X・Threadripper 2990WX。その結果のグラフを見ると、いずれのCPUでも修正パッチの適用で性能が下がっていることが分かる。 また、その低下幅はIntel CPUの方が大きく、AMD CPUはいずれも性能低下は3%未満だったのに対し、Intel CPUはSMTをオンにした状態で15~16%ほど、SMTをオフした場合は20%以上の性能低下が見られた。
今回はもう少し初心に戻って、実際にSoCを作ると決めた場合の手順を説明したい。どんなSoCにするかは千差万別であるが、読者の方にもなじみがあるであろう、スマートフォン/タブレット向けのSoCを考えてみよう。 まずはコアの選択 OSはAndroid 4.xを載せたい まずアーキテクチャーをどれにするかは、どんなOSを載せるかでおおむね決まる。一般的に通用する製品ということであればAndroid 4.xを載せたいところ。そうなるとまずコアになるCPUのアーキテクチャーはARMかMIPS、x86のいずれかになるだろう。ARMは後述するとして、まずはMIPSとx86を考えてみよう。 小型で低消費電力 MIPS MIPSは、最近Imagination Technologiesに買収され、同社の一部門になってしまったが、引き続き「MIPS32」やAptivファミリー、それに最新のものとしてWarrio
アメリカの大手半導体メーカーのインテルが製造し、世界中のパソコンに使われている「CPU」と呼ばれる装置に、サイバー攻撃に悪用されるおそれがある欠陥が見つかりました。 日本の専門機関は、被害が出る可能性は低いものの、ソフトを最新の状態にするなどの対策を呼びかけています。 この欠陥を悪用すると、ウェブサイトの閲覧履歴や入力したパスワードなどの情報が盗まれるおそれがあり、インテルは対象の製品を公表するとともに、新たに出荷する製品の修正を進めているほか、パソコンやソフトのメーカーでも攻撃を防ぐためのソフトの更新を進めています。 また、修正されていないCPUでも攻撃が成功する可能性は低く、これまでに海外も含めて被害は確認されていないということです。 JPCERTコーディネーションセンターの福本郁哉さんは「対象のCPUは日本でも広く使われているが、この欠陥を悪用した攻撃は難しいので、ソフトを最新の状態
2018年からIntelのCPU不足が続いているという。その原因は最新の10nmプロセスの立ち上げが思ったように行かないこと、といわれているが、筆者は他にも原因があるように思う。 連載目次 「2018年からずっと続いているIntelのCPU不足がなかなか解消されない」という話を聞く。この話は、執筆時点から過去を見れば当然と言えば当然にみえる。 しかし、過去から現在を見ていたら、そんな品薄な状況になるとは多分予想がつかなかったはずだ。その背景には市場(需要)の動きの速さに比べて、製造(供給)側の動きは、「1桁遅い速さでしか操作できない」という半導体業界の宿命的な構造がある。もちろん、Intel固有の事情が、それを増幅したという面も多々あるように思える。だが根本的には、Intelに限らず半導体の製造業に共通する特性が横たわっているように思える。 売上規模が大きく(Intelは世界2位の半導体会
第3世代Ryzenの16コアモデルは出るの? Radeonはレイトレに対応するの? AMDのキーパーソンに聞く ライター:西川善司 CES 2019で基調講演に立ったAMDのLisa Su(リサ・スー)社長兼CEOは,実に多くのことを発表した。その内容は考察も含めて筆者の連載記事にまとめたが,その後,CES 2019の会期最終日になって,AMDの各ジャンル担当者に対してグループインタビューを行う機会が得られたので,本稿ではその内容をまとめてお伝えしてみたいと思う。 関連記事 西川善司の3DGE:CPUは安泰で期待大と確信が持てたAMDのCES 2019基調講演。GPUは? AMDがCES 2019で基調講演に立ち,7nmプロセス世代で大攻勢をかける姿勢を明確にした。とくに期待大なのはCPUパッケージと動作デモが明らかになった第3世代Ryzenだが,では,GPUはどうなるだろう? 連載「西川
西川善司の3DGE:CPUは安泰で期待大と確信が持てたAMDのCES 2019基調講演。GPUは? ライター:西川善司 AMDがラスベガスのセンターステージに戻ってきた。 CES 2019の会期2日めとなる北米時間1月9日,2002年のComdex以来となる「ラスベガスにおけるAMDの基調講演」があったのだ。2002年は当時のHector Ruiz(ヘクター・ルイズ)CEOが登壇したが,今年のプレゼンターはもちろん,社長兼CEOのLisa Su(リサ・スー)博士である。 いまや「AMDの顔」がすっかり板に付いたSu氏。袖を切り落とした黒い革ジャン姿は,競合する“あの人”へのメッセージなのか? Su氏は基調講演で,大小さまざまなトピックを語ったのだが,とくに重要なものを挙げると,以下の7つになるかと思う。 第2世代Ryzen Mobile APUを2019年第1四半期にリリース すべてのRa
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