科学的に立証されているようでいて、実際には、インチキだったというようなことがあるかと思いますが、そういったニセ科学の1つとして”水”をあつかったビジネスの科学的な根拠の無さを正面からとりあげています。 本書で取り上げられていたような怪しい”水”の例として、波動水、マイナスイオン水、クラスターの小さい水、etc..というものは、水自体の効能をあれこれと説いているみたいですが、試験管での実験や、動物の実験のレベルでは、多少は効果が見られたとしても、実際に人間での臨床実験がきちんとされた結果があるわけでもなく、ある部分を誇張したり偽ったりしていることがほとんどのようです。 生理的に考えて、もしも本当に普通の水よりも吸収がよい水があるとすると、身体によいはずがありません。むしろ身体が大きなダメージを受けてしまいます。私たちは普通の水の中で生き、成長し、進化してきました。私たちの細胞内はホメオスター