【北京=峯村健司】中東で政権崩壊をもたらした民主化デモについて、中国共産党中央宣伝部が2月上旬、国内主要メディアに対し、「中国と関連づける報道をしてはならない」という内部文書を出していたことがわかった。波及に危機感を抱いた当局が情報統制を敷いたとみられる。 中国政府関係者が明らかにした。文書では、長期独裁政権を続けてきたエジプトやチュニジアの政治体制と、中国の共産党独裁を結びつけるような報道を禁止。双方の指導者の名前を並べるような記事も禁じた。記事で一連のデモの原因が民主化要求や物価上昇への不満であることに触れたり、「革命」という言葉を使ったりしないようにも指示されているという。 中国メディア関係者は「かなり細かい指示だ。当局が神経をとがらせているのだろう」と話す。 中国では、チュニジアの「ジャスミン革命」などにならった一斉デモの呼びかけがネット上であり、各地で20日、一部市民が警察
日本共産党の市田忠義書記局長は21日、国会内で記者会見し、国立国会図書館に専門調査員として出向した外務省幹部が、日本共産党を含む国会議員らの図書利用状況を把握し本省に報告するスパイ行為を行っていた問題について、「許しがたい行為であり組織的に情報収集活動をした疑いが濃厚だ。関係者の国会証人喚問を行うなど真相の徹底糾明を求める」と述べました。 市田氏は、国会図書館は「真理がわれらを自由にする」という確信にたって憲法の理念を使命としていること、また、強大な政府機構に対し国会と議員が独立して調査立法活動を行うことを補佐する役割を担っており、そうした活動のため専門調査員が任命されていることを指摘しました。 市田氏は、「国会議員を補佐する専門調査員が、議員の関心事項や調査内容を外務省に流していた。まさにスパイ活動というべき行為であり、あってはならない重大問題だ」と述べ、三権分立を侵害する大問題だと強調
ユッキーナの幸せオーラに感化された!?結婚したい宣言のセレナ・ゴメスと木下優樹菜 21日に、ティーンに圧倒的な支持を集める全米ナンバー1アイドル、セレナ・ゴメスのファンミーティングがTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、初来日となるセレナはもちろん、フジモンこと藤本敏史(FUJIWARA)との披露宴を終えたばかりの木下優樹菜が花束を持って登場し、大盛り上がりとなった。 2年連続でエミー賞を受賞した海外ドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」で爆発的ブレイクしたセレナは、1992年生まれの現在18歳。2009年に発表したデビューアルバム「Kiss&Tell」が大ヒットを記録するほか、様々なファッション雑誌に登場し、ティーンのファッションリーダーとして絶大なる支持を集めている。また、自身の制作会社を立ち上げ、映画やテレビ番組の制作に挑戦。さらにはジュニア向けのファッションブランドも手掛け、2
東京・八王子の東京富士美術館で5月に開催される「地上の天宮 北京・故宮博物院展」(東京富士美術館、朝日新聞社主催)の記者発表が21日、東京都内であった。故宮(紫禁城)を支えた宮廷の女性たちに焦点をあて、海外初公開となる南宋時代の名画「女孝経図並書巻」をはじめ、故宮博物院が所蔵する絵画、工芸、服飾、宝飾などの名品約200点を展示する。 同博物院の陳麗華副院長はビデオでメッセージを寄せ、「紫禁城を彩る后妃や子どもたちをテーマとするのは初めての試み。華麗で優美な生活を鑑賞することで、中国文化をより深く理解していただけると思う」と話した。西太后自筆の書画や、皇帝が幼少時代に用いた生活用品なども公開される。 同展は5月3日から7月3日まで。一般1200円など。
鴨池陸上競技場の特設テントで、オークションに出される品を写真に撮る人ら=鹿児島市 Jリーグのジュビロ磐田とガンバ大阪、鹿児島県サッカー協会は21日、宮崎、鹿児島両県境の霧島連山・新燃岳噴火の被災者に義援金を贈ろうとインターネットでチャリティーオークションを始めた。28日まで受け付ける。 鹿児島市出身の遠藤保仁選手(ガンバ大阪)のスパイクや両チームの選手がサインしたボール、ユニホームなど約30品が出品される。 ジュビロ磐田が1997年からほぼ毎年鹿児島市で春季キャンプを実施している縁で企画。20日にプレシーズンマッチを戦ったガンバ大阪に呼び掛けて実現した。 プレシーズンマッチ会場となった鹿児島市の鴨池陸上競技場外の特設テントで20日、出品展示があった。展示品を見た同県いちき串木野市の高校2年、木之下さつきさん(17)は「チャリティーをしようという心がけが格好いい。サイン入りスパイクな
(英エコノミスト誌 2011年2月19日号) 変革が中東全域に押し寄せる中、世界には恐れる理由がたくさんある。だが同時に、1つの大きな希望もある。 中東の人々は長い間、変化の可能性を絶望視していた。自分たちの運命は定められていると感じていたのだ。 富を蓄え反対派を抑圧する独裁者の下で生きることが定められている。独裁者でないとすれば、厳格な信仰を押し付け、やはり反対派を抑圧するイスラム原理主義政権しか得られない定めだ、と。 サウジアラビアやイランなど一部の国では、独裁者とイスラム原理主義者が1つに融合した。だが、国の統治形態について、国民が完全に自由な選択肢を持つ国はどこにもなかった。そして西側諸国は、独裁者だけが過激派を抑え込めると考え、やはり同じ絶望に身を委ねてきた。 しかし2カ月前、チュニジアでムハンマド・ブアジジという名の果物売りが、横暴な役人と仕事がないことに絶望し、ガソリンをかぶ
制服のスカートをたくし上げて「ミニ」にしながら、小型の毛布を足腰に巻いて歩く。こんなスタイルが、福島県いわき市の女子高校生の間ではやっている。 昨冬までは授業中の防寒対策として学校に置いたり、まれに駅やバス停で使ったりする程度だった。だが「今年は寒いから歩きながら巻いちゃってます」(2年生)。 「格好悪いからしない」という生徒もいたが、高校の最寄り駅では、登校中の20人に1人くらいが腰に巻いていた。キャラクターものが主で、柄や色の「かわいさ」も競う。外では後ろ手で端を押さえて歩き、屋内に入ると外す。 そもそもミニにするから寒いのでは? 毛布派という1年生に聞くと「ミニじゃないとかわいくない。ミニでいるためには仕方ない」。歩行中は危険などとして“毛布巻き”を禁止した学校もあるという。(西堀岳路)
黄金ペア ディーン役のゴスリング〔左)とシンディーを演じるウィリアムズは夫婦の愛と苦悩を見事に表現した ©2010 HAMILTON FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED 映画『ブルーバレンタイン』は中盤、悲しいくらい残酷な場面の転換がある。それまで映画は、ディーン(ライアン・ゴスリング)とシンディー(ミシェル・ウィリアムズ)の結婚するまでを描く(日本公開は4月23日)。 ディーンは優しいけれど、大学を中退して引っ越し業をしながら気ままな生活を送る男。シンディーはもっと現実的で野心もあり(医者を目指している)、過去の苦い経験から異性関係には奥手なタイプだ。 あるデートの夜、ブルックリンをぶらついていた2人は、閉店した洋品店の前で立ち止まる。店から漏れてくる明かりで、ディーンが小さなギターをかき鳴らして歌いだすと、シンディーがぎこちなくタップダン
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(2011年2月19/20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) チュニジアやエジプトでは、若者が高齢の支配者たちに反旗を翻している。英国では、若者が大学授業料の引き上げに反発し、抗議行動を起こしている。彼らに共通するものは一体何だろうか? 彼らは、影響の出方こそ違うが実は同じ現象に苦しめられている。英国の高等教育担当大臣であるデビッド・ウィレッツ氏が昨年出版した著作で「ピンチ」と形容した状況だ。 若者の数は多すぎても少なすぎても問題 世界には、若者の数が多すぎることが問題になっている国もあれば、逆に少なすぎることが苦難をもたらしている国もある。 しかし、若者の方が高齢者よりも多い国では、選挙を通じて自分たちの運命を少しましなものにするという期待を若者が抱けるのに対し、高齢者の数の方が若者よりも多い国では、高齢者が選挙を通じて自分たちに有利な状況をつくり出すことができる。 いずれの場合も世の
米国で影響力のある福音主義キリスト者で米カリフォルニア州にグレース・コミュニティ教会牧師のジョン・マッカーサー氏は、エジプトでの反政府デモなど中東各国で自由を求めて広まっている反政府デモに対して「このような権力に抵抗するだけの活動は中東全域にさらなる不安定、混乱をもたらすだけだ。このような活動が広まることによる中東の将来は明るいものとなるとは思えない」との見解を米クリスチャンポスト紙に伝えた。 反政府デモは昨年12月にチュニジアで生じたデモを皮切りに北アフリカおよび中東各国で独裁者を退陣させる動きが広まるようになった。反政府デモ参加者たちはさらなる自由・民主主義・機会の均等を求めてデモを展開している。米政府はこれら各国の政府に対し、人権を尊重した政策を取るように助言を行ってきた。 マッカーサー牧師は、聖書的見地から、反政府デモに対して「神によって立てられた権威であるのならば上に立つ権威に従
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「G20」が日本時間の19日未明から2日間、パリで開かれました。食料や原油など原材料価格の高騰の予防、監視体制が議論され、不均衡是正を旗印とする共同声明を出して終わった形になっています。 が、その実どうなのでしょう? 昨年来のこうした一次産品の価格上昇が、金融危機後米国が採った規制緩和の影響による投機的資金の流入と言われます。新興国や途上国に流入したマネーはインフレを引き起こし、食料価格の高騰はエンゲル係数の高い低所得層の生活を直撃する。 それが何を引き起こしたか・・・言わずと知れた12月から1月にかけてのチュニジア動乱であり、まさかと思われたエジプトの政変、そして現在進行形で動いている中東や北アフリカのキナ臭い状況にほかなりません。 サルコ
社説天声人語Astandなら過去の朝日新聞社説が最大3か月分ご覧になれます。(詳しくはこちら)小沢氏流を超えて―「政局」政治から卒業を 日本政治の病、いよいよ篤(あつ)しの感が深い。 政策の立案決定や遂行よりも、権力の争奪をめぐる永田町のなかの抗争、いわゆる政局にかまける病である。 民主党の小沢一郎元代表に近い議員16人が同党の会派からの離脱を表明し、党内では菅直人首相の退陣論が公然と語られ始めた。これに対し首相は衆院解散に含みを持たせ、対抗する。 新年度予算案審議の真っ最中である。予算関連法案の成否はきわどい。社会保障と税の一体改革に目鼻をつける作業は待ったなしだ。 そんな時期に、与野党あげて「政局」政治に没頭している余裕は、いまの日本にはない。 「小沢」か、「脱小沢」か。20年来の日本政治を枠づけてきた対立構図が、今回の局面の底流にも横たわる。これを清算することなしに、政治
「菅降ろし」政局が火を噴いた。次は前原か野田か、いや衆院解散だと永田町は沸き立っているが、少し頭を冷やした方がいいのではないか。 「会派離脱」騒動はいかにも陰謀めいている。造反組の16人は、離党のリスクはとらず、離党もどきの虚勢を誇示して菅直人首相を揺さぶった。 16人は小沢一郎元民主党代表に近い。「政治とカネ」をめぐる小沢排除に反発したといわれている。いかにもそうに違いないが、「消費税増税はマニフェスト違反」という表向きの声明の中にこそ、小沢系といわれる人々の重要な特徴がよく表れていると筆者は思う。 選挙キャンペーンの偏重にもとづく大盤振る舞いと財源軽視という特徴である。 民主党は岡田克也現幹事長が代表だった04年、マニフェストに「年金財源として消費税3%アップ」と書いたが、05年郵政選挙で惨敗したため、のちに小沢代表が削除した。 当時、月額1万6000円と公約していた子ども手当を2万6
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