イチゴの出荷量日本一の栃木県では、雪の重みでイチゴのビニールハウスが相次いで倒壊。現在はイチゴの出荷最盛期で、県によると、イチゴの被害額だけで8億円を超す。 主産地・真岡市島のイチゴ農家藤枝清さん(64)方では、所有するハウス15棟全てが雪で押しつぶされ、骨組みだけになった。摘み取り前の実が多く、藤枝さんは「今季は諦めるしかない」と肩を落とした。 ハウスの建て替えには、1棟約1000万円の費用が必要で、藤枝さんは「栽培規模を半分くらいに縮小して出直す」と話した。 静岡県富士宮市根原の牧場「エル・ファーム・サカキバラ」の富士山農場では、積雪の重みで鉄骨平屋の牛舎約2万平方メートルの屋根が崩落。約510頭が雪やがれきの下敷きになり、半分が死んだとみられる。