堺市堺区の寺院の住職(55)が、門前の運送会社のシャッターに塩をまき、さびさせたとして、大阪府警堺署から建造物損壊容疑で取り調べを受けたことがわかった。 住職は当初、「霊が見えたので、お清めしただけ」と言い逃れを図ったが、捜査員から一喝され、「朝早くから車の音がうるさいので、困らせようと思った」と認めたという。約10年前から「塩まき」を繰り返していたといい、同署は住職を同容疑で書類送検する方針。 捜査関係者によると、住職は昨年夏から秋にかけて、倉庫のシャッター(縦4メートル、横16メートル)に塩をまいて腐食させ、運送会社に補修費用として約38万円の損害を負わせた疑い。 運送会社は約15年前に現在地へ移転してから2度、シャッターのさびをペンキで塗るなどして補修。昨年6月7日に3度目の補修をしたが、翌7月にさびが浮いてきたため、不審に思って防犯ビデオを設置。8月30日、9月6日、同17日