2008年12月20日17:00 カテゴリ書評/画評/品評Money 経済危機の現況を一冊で - 書評 - 世界経済危機 日本の罪と罰 ダイヤモンド社今泉様より献本御礼。 世界経済危機 日本の罪と罰 野口悠紀雄 今回の「世界経済危機」の特徴の一つは「わかりにくいこと」だが、そのわかりにくい現況を解説した本の中で、もっとも包括的かつわかりやすい一冊である。 もっとも、これでも私は危機の半分しか解説していないと強く感じるのだが。 本書「世界経済危機 日本の罪と罰」は、今、世界経済で何が起きていて、それに日本がどう関わっているかを、実に手早く、しかしわかりやすくまとめた一冊。 目次 - 「本」の検索と購入より はじめに 序論 一〇〇年に一度の経済危機 いま何が起きているのか? 誤りが多い一般の理解 どう理解するかで対応に差が生じる 第1章 崩壊した日本の輸出立国モデル 1 なぜ日本の株価が激しく