2013年1月に全世界のユーザーが1億人を突破したLINE。4月には、これまで開発運営を担当していたNHN Japanから商号変更し、LINE株式会社が生まれた。新体制のもとでライバルが先行する海外展開、そしてコミュニケーションツールからプラットフォームへの脱皮を図るLINE。その現状や戦略を、LINEの戦略責任者である執行役員の舛田淳氏に聞いた。 半年前のインタビューはこちら LINEとNHN Japan――分社化が海外展開に与える影響とは? ―― 旧NHN Japanは4月1日に、LINE事業のLINE株式会社とゲーム事業のNHN Japan株式会社に分社化されました。LINE事業は日本のLINE株式会社が主導すると繰り返し説明されてきましたが、今後は何か変化があるのでしょうか? 舛田 「今までもこの法人でLINEは開発され、運営してきましたので、それほど大きくは変わりませんが、LIN