フォント開発を手がけるデザイン企業、Type Project(タイププロジェクト)が注目されている。雑誌「AXIS(アクシス)」向けに開発したフォントの「AXIS Font」は、さまざまな企業の媒体などに使用され、昨年末には同フォントのバリエーションを増やした「AXIS Font ProN (プロエヌ)」も発表した。さらに今後は、2014年2月から発売しているフォント「TP明朝」にも注力し、同社の新たな収益の柱にする考えだ。 TP明朝はネット時代に向けたフォントとして開発。横組み表示で最適化しており、モニターでの快適な読み心地を追求している。フォント開発にかける思いやフォントデザイナーへの期待、今後のタイププロジェクトの方向などを、代表取締役社長でフォントデザイナーでもある鈴木功氏に聞いた。(聞き手は日経デザイン副編集長、大山繁樹) ――TP明朝は発売から約1年経つが販売状況はどうか。 次