本州最南端の和歌山県串本町で体長1メートル40センチほどのアザラシが見つかり、地元の人たちの間で話題になっています。 北極海などに生息するアゴヒゲアザラシとみられ、専門家は「南下する海流に乗って迷い込んできたのではないか」と話しています。 アザラシが見つかったのは和歌山県串本町の紀伊大島の港です。 アザラシは体長1メートル40センチほどで、12日は子どもたちなど大勢の人が見守るなか、港の中を泳ぎ回ったり岸に上がったりして愛きょうを振りまいていました。 地元の人によりますと、10日夕方から港の中を泳いでいる姿が見られるようになったということです。 このアザラシの写真を見た大阪の水族館、「海遊館」のアザラシなどの飼育員、地本和史さんによりますと、体の特徴や大きさなどから子どものアゴヒゲアザラシとみられるということです。 アゴヒゲアザラシは北極海やベーリング海などに生息し、日本では北海道で姿が見