この二つの写真をご覧いただきたい。左は、側面にギリシャ風の列柱をあしらい、屋上にネオンを掲げた巨大なラブホテル。一方、右は一見普通のマンションと見まがうようなシンプルな外観をしているが、これもまたラブホテルである。 これらのラブホテルは、いずれも大阪市内に存在する。左はOsaka Metro谷町九丁目駅に近い生玉町と呼ばれるエリアに、右は京阪京橋駅の駅前にある。これらのエリアは、どちらもラブホテルが集積している「ラブホ街」なのだが、最初に挙げた2つのラブホテルが示す通り、両ラブホ街の雰囲気はかなり異なる。 大阪市内には《谷町九丁目》や《京橋》をはじめとして、いくつかの「ラブホ街」が存在する。そしてそれらは、多種多様な性格を持つ。 これから「ラブホテルの地理学」と題し、「大阪」という大都市を彩るラブホ街の個性を、「マジメな視点」で複数回に分けてさまざまな観点から解き明かしていく。 第一回とな
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