香川県西部、通称「西讃(せいさん)」エリアにある三豊市は、温暖な気候に恵まれ、花の名所が豊富なところ。中でも、瀬戸内海に細長く突き出した荘内(しょうない)半島には、四国随一との呼び声も高いお花見スポットがあります。 ▲薄紅色のソメイヨシノや、明るい赤紫色の陽光桜が咲き乱れる紫雲出山山頂(写真提供:三豊市観光交流局) それが、標高352mの紫雲出山。優雅な響きの名前は、浦島伝説が息づく荘内半島ならでは。竜宮城から帰ってきた浦島太郎が玉手箱を開けた時に出た白煙が、紫の雲になってたなびいたことから名付けられたと言われているんです。 ▲山頂駐車場にある案内図。ここから絶景が望める展望台までは徒歩で10分ほど 紫雲出山の最寄りの詫間(たくま)駅へは、高松からJR予讃(よさん)線の特急または快速で約40分。そこからはバスやタクシー利用となります。 また、2019年から混雑する桜の見頃の期間に紫雲出山周