2016.08.07 2016年7月9日の深夜、長崎県の離島、対馬島で医師が現行犯逮捕されました。罪状は、酒気帯び運転。医師は、同県対馬市厳原(いづはら)町の国道で検問に止められたにもかかわらず、それを振り切ってまで逃げようとしました。 その医師には事情がありました。担当の患者が危篤だという緊急呼び出しを受けて、自宅から病院へ向かっているところだったのです。 島内でがんの放射線治療ができるのは、その医師ただ1人でした。危篤の患者は死亡。病院企業団は、「当直医が代わりに対応し、影響はなかった」と説明しています。 このときの医師の判断は法に反してはいるものの、「人情としては共感できる」部分もあるのではないでしょうか。このような、倫理について考えさせられる5つの事件を、ご紹介します。 事件1:インフォームド・コンセントが注目されるきっかけに「エホバの証人輸血拒否事件」 1992年、東大病院と所属
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