一連の熊本地震で、熊本県御船町にある国内最大手の馬肉の加工会社が被災して生産できなくなり、馬肉の供給が滞ったままとなっています。 日本馬肉協会によりますと、個人経営を除いて、馬肉を加工・販売する大手の会社は国内に10社ほどあるということです。 このうち、御船町にある国内最大手の馬肉の加工会社「千興ファーム」は一連の熊本地震で、グループ会社が事業を行っている馬を飼育する小屋の周辺が地割れするなどの被害が出ました。また、馬肉の加工施設でも、製造ラインの機械が壊れたり、衛生のため、外気を遮断する壁が曲がって隙間ができたりして生産ができなくなりました。このため、取り引きがある1000社以上の卸売業者や飲食店などへの供給が滞ったままとなっています。 千興ファームの菅浩光社長は「1日も早く工場を稼働させたいが、被災のダメージが大きく、再開する見通しが立たない」と話していました。 グループ会社では、馬肉