気象・海洋の監視・予測のために運営中の「千里眼」の後続衛星として開発が進められている静止軌道複合衛星2機が2018年と2019年、欧州連合(EU)のアリアンロケットに搭載されて打ち上げられる。 韓国未来創造科学部は10日、気象観測衛星である2A号と海洋・環境観測衛星である2B号の打ち上げ(それぞれ2018年5月、2019年3月予定)のための契約をアリアンスペース社と結ぶことを発表した。 未来部や環境部、海洋水産部、気象庁は、複合静止軌道衛星である「千里眼」の後続事業として、2011年から7200億ウォン(約783億円)を投じて静止軌道複合衛星2機を開発している。 未来部と韓国航空宇宙研究院は、打ち上げ会社の選定に応札したアリアンスペース社と米国スペースX社の価格と技術競争力を評価して最終的にアリアンスペース社を選定し、静止軌道複合衛星開発推進委員会がこれを承認したと明らかにした。
今年、宇宙開発事業に合計3740億ウォン(約400億円)が投資される。2020年を目標に開発中の韓国型ロケット事業に最も多い2555億ウォンが配分された。しかしこのロケットで打ち上げる無人月軌道・着陸船の開発は昨年末の国会で予算が削減され、今年の事業計画に含まれなかった。韓国航空宇宙研究院は機関の事業予算として月探査先行研究を続ける計画だ。 未来創造科学部は8日、予算が前年比17.6%増えた2015年の宇宙開発事業施行計画を発表した。韓国型ロケット事業のほか、人工衛星開発(926億ウォン)・宇宙核心技術開発(239億ウォン)・科学ロケットセンター建設(10億ウォン)などの事業計画がある。韓国型ロケット事業は今年、試験設備4種を構築し、7トンと75トンの液体エンジン試作品を作り、燃焼試験をする予定だ。7月までに第1段階事業評価を終え、第2段階事業に入る。 衛星に関しては多目的実用衛星3A号が
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