今年のノーベル文学賞はベラルーシ人の作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏に決まり、期待されていた村上春樹さんの受賞はならなかった。8日夜、多くの「ハルキスト」たちがため息をついた。 東京・千駄ケ谷の鳩森八幡神社の境内には、約50人の熱烈なファンが集まり、配られたクラッカーを手に、発表のネット中継が映し出されたスクリーンを見守った。受賞者が発表された瞬間、どよめきに似た「おー」というため息がもれた。 村上さんはかつて千駄ケ谷でジャズ喫茶「ピーターキャット」を経営。この地に住みながら1978年から小説を書き始めた。境内にはいまも村上さんもめでたという八重桜がある。妻が「ハルキスト」で15年前に千駄ケ谷に引っ越してきたという自営業の岡崎千治さん(48)は、「ヤクルトが優勝したので(ヤクルトファンの)村上さんに何かあると信じていました。残念ですが、また来年まで街を宣伝するチャンスが1年延びたと前
![「来年も期待」 ため息のハルキスト、気持ちは前向き:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d05fa5e787c3b1f6e7953d32989c03bf7c77e06/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20151008004558_comm.jpg)