宮下宗一郎知事は12日、「自然環境と再生可能エネルギーとの共生構想」を発表し、共生の在り方やルール作りなどへ向けたスケジュールを示した。県内の電力需要相当量の全てを再生可能エネルギーによる発電で賄うことが可能な「エネルギーの完全地産地消」を目指すほか、条例等の制定や再生可能エネルギーに係る新税を検討する。宮下知事は「構想に基づく取り組みを通じて国の重要政策である再生可能エネルギーの進展に貢献していきたい」と述べた。 全国有数の風力発電に適した地域である本県は、再生可能エネルギー事業に関する問題が顕在化していることから、再生可能エネルギーと地域・自然との共生に係る条例等の制定を進める。 方向性として、陸上風力や太陽光などの再生可能エネルギー施設の立地を禁止するエリアのゾーニング、地域との合意形成を円滑にするためのプロセス制度化、市町村による促進区域設定の支援、脱炭素社会に向けた取り組みを行う
東北新幹線E5系「はやぶさ」のデビューを記念し、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャーを務めた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎教授=弘前市出身=と、新幹線新型車両「はやぶさ」の開発を担当したJR東日本の田島信一郎運輸車両部担当部長による県主催の記念対談「生みの親が語る宇(そ)宙(ら)のはやぶさ×地(り)上(く)のはやぶさ」が5日、青森市内で行われた。 両氏は対談に先立って講演し、それぞれの「はやぶさ」の誕生秘話や成功への道のりを紹介。田島担当部長は「速度だけでなく環境対策や信頼性、快適性を追求した10年の開発の集大成がE5系に結実した」、川口教授は「危機にひんしても『はやぶさのゴールは地球』というメンバーの揺るぎない信念が帰還を実現させた」と振り返った。 対談では、田島担当部長が「新幹線は安全・安心が基本だが、7年間もの宇宙の旅から戻って来られた探査機はやぶさはど
8月に弘前市民栄誉賞を受賞した宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授に記念品を贈ろうと、市民有志が発注していた津軽塗製品が完成した。伝統技法を尊重しつつ現代の生活様式に合わせて新たに開発された津軽モダン「静寂(しじま)」のデザートカップセットで、葛西憲之弘前市長は2日、完成品を確認し「これならきっと喜んでもらえる」と太鼓判を押した。 記念品は市民栄誉賞受賞レセプション実行委員会の名前で、レセプションに参加した葛西市長や中林裕雄鏡ケ丘同窓会長ら88人から贈られる。 「津軽モダン」は伝統的な技法を応用しつつ、現代の生活様式にも合うように工夫した新たな津軽塗で、弘前市のイシオカ工芸と県産業技術センター弘前地域研究所、津軽塗業界が共同で開発した。 津軽モダンには3種類の塗りがあるが、静寂は夜明けの白神山地、山奥のわき水をイメージしたもので「宇宙にも見える。 川口教授にぴったり」と関係者間で即
小惑星「イトカワ」を召し上がれ―。弘前市出身の小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャー川口淳一郎教授の来弘に合わせ23日から、同市上白銀町のパン屋「白銀舘」が「イトカワぱん」(150円)を1週間の期間限定で販売開始した。 同店の相馬英司オーナー(67)が「川口先生の講演会が市民会館であるので、お祝いの形でパンを作ってみよう」と開発。「成形した時は似ているが、発酵してくると大きくなって形が変わる」(相馬オーナー)ため試行錯誤を重ねた末、くびれをつけてラッコ形といわれる「イトカワ」の外観を再現。そぼろ状にしてまぶした小麦粉とマーガリンで表面の岩石も見事に表現し、中にはマグマに見立てたイチゴジャムをたっぷりと詰め込んだ。 販売初日から予約も入る人気ぶり。相馬オーナーは「イトカワぱんを食べて川口先生の功績を思い出し、弘前から将来、宇宙関連の仕事に携わる子供が出てきてほしい」と声を弾ませ
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