「筋肉増量で基礎代謝量を増やしてダイエット効果を得る」といった考え方が世間では見られる。説明は合理的だが、ほとんどの人にとってこの考え方は”幻想”に過ぎないようだ。 「筋肉をつけて、基礎代謝量を上げる」と言うが・・・ 収縮したり弛緩したりすることで、動物の体を運動させる器官。これが筋肉だ。量が減ると、運動するのも困難になるので、筋肉はある程度なければならない。 一方、筋肉の量を増やすとどうなるかに目を向けてみる。すると「筋肉の増量がダイエット効果を高める」という話に出くわす。その理論はこうだ。 筋肉は“カロリーの浪費家”であり、体をじっとしていても行われる代謝、つまり基礎代謝が激しく続けられている。そのため、筋肉を付ければ基礎代謝量が増えて、体は食などで蓄えたエネルギーをよく消費し、いつもダイエットしているような効果を得られる・・・。 この理論による取り組みを、仮に「筋肉増量ダイエット」と