千葉県松戸市で自民党候補の応援演説を行う同党の安倍晋三(Shinzo Abe)総裁(2012年12月15日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【12月18日 AFP】保守派の指導者、安倍晋三(Shinzo Abe)自民党総裁の復活に、米政府では日米間の安全保障の緊密化への期待が高まっている──しかし一方では、その「強硬な思想」を全面に押し出すことに、米政府高官らは警戒感を抱いているのも事実のようだ。 衆院選での自民党の圧勝を受けて、安倍氏は12月26日に首相に指名される見通し。安倍氏は、戦後の平和憲法の改正論者で、より手短な策として、防衛費の増額や日米軍事協力の強化などに乗り出す可能性もある。 発足当時の民主党政権は、バラク・オバマ(Barack Obama)米政権とのあつれきが見られたが、その後は関係を大幅に改善させていた。だが安倍新政権は、米軍配備に対してより協力的で