12月8日、不当逮捕を「取材・報道行為に対する侵害」として訴えていたカメラマンの島崎ろでぃーが、沖縄での勾留期限を終えて東京に戻って来た。いったい、彼はなぜ逮捕されたのか。取調べでは何があったのか。不可視にされていたジャーナリストの拘束事件を改めて検証する。 11月16日朝6時45分。アルバイトに行こうとアパートから外に出ると、声をかけられた。「もう、出て来たのか。早いな」。神奈川県警の警官だった。家宅捜査の令状を見せられた。驚きながらも部屋にいる妻を心配した。「連れ合いが家にいます。何でも出しますから、手荒なガサ入れは辞めて下さい」。乱暴に荒らされるようなことはなかったが、沖縄で撮影した画像の入ったメモリーカードとハードデイスクがすべて押収された。 「逮捕のフダ(令状)もあるけど、それは車の中で見せる」。容疑は約3ヶ月前の8月25日に高江で起きたとされる「公務執行妨害」と「傷害」。防衛局
![沖縄・高江の現場にいたカメラマンは、ある日突然逮捕された。狙われた「報道の役割」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/15dd42012f8fdab8f9091e185847093106cf370f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c638550260000d401fd7db1.jpeg%3Fops%3D1200_630)