文化人類学者・伊藤亜人さん 核とミサイル実験を繰り返す北朝鮮。平昌(ピョンチャン)オリンピックへの参加で緊張は一時収まるかのようだが、問題は何も解決していない。日本では、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が指示を飛ばす姿や勇ましい軍事パレードなど、「異常性」ばかりが強調された映像が流れる。文化人類学の調査だからこそ見えてきた、普通の人たちの生活とは。 ――北朝鮮から韓国に逃れた…
![賄賂・コネ・地方追放…研究者が明かす北朝鮮の生活:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4456b45d8614f2854aadf9212ca6740f28ec8bc2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20180124002611_comm.jpg)
【ワシントン=大木聖馬】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は30日、複数の米政府当局者の話として、トランプ政権が検討していた米ジョージタウン大アジア研究部長、ビクター・チャ氏の駐韓国大使への起用を断念したと報じた。 同紙によると、米ホワイトハウスはチャ氏の身辺調査を終え、昨年12月には韓国政府にチャ氏の起用を正式に伝えていた。 しかし、チャ氏は同月、ホワイトハウス当局者に、トランプ政権が検討している、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への限定攻撃や米韓の自由貿易協定(FTA)見直しに反対の意向を伝え、ホワイトハウスは起用を断念したという。 チャ氏は30日、同紙に寄稿し、北朝鮮の核問題の解決策は「予防的な軍事攻撃ではない」と主張。トランプ政権側にも、こうした見解を伝えたことを明らかにした。
2月9日に開幕する韓国・平昌冬季オリンピック。開幕式に日米韓の「3者」が出席するこの瞬間は、3つの「停戦」の幕開けとなるだろう。 1つ目は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、先週ギリギリになって開幕式への参加を発表した日本の安倍晋三首相との間の停戦である。2つ目は、韓国政府とマイク・ペンス副大統領が代表するトランプ政権のとの間の停戦である。 そして、最も明らかなのは南北朝鮮間の停戦である。両国は統一旗の下で大会に参加し、北朝鮮側は、かつてナンバー2ともいわれた崔竜海率いる高官代表団を送るのではないかといわれている。 安倍首相が開幕式に参加する理由 しかし、ここで重要なのは、この3つの停戦がいつまで続くのかである。 日韓の緊張関係は今に始まったことではなく、驚くことでもない。 文大統領は、北朝鮮の脅威に対応するために協力関係を強化し、戦争の歴史問題から生じる問題と広い意味での関係を分けて考え
【ワシントン=黒瀬悦成】米主要メディアによると、セルバ米統合参謀本部副議長は30日、ワシントン市内での会合で、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術に関し、米国が北朝鮮によるミサイル発射の兆候を事前に察知できるのは「運が良くて発射の十数分前」であるとし、昔よりも察知が困難になっていることを明かした。 セルバ氏によると、米国は以前であれば「最大1時間前」に発射を察知できたものの、北朝鮮が移動式のICBM発射車両を使うようになり、米偵察衛星の目を逃れてミサイルや関連設備をトンネルや地下に巧妙に隠すようになったため、「ミサイル発射の動きに対応できる時間は短くなっている」と指摘した。 セルバ氏はまた、「北朝鮮はICBMに核弾頭を搭載して米本土を攻撃する能力を依然として確保していない」と分析。詳細は「機密事項だ」として明らかにしなかったものの、「弾頭の起爆や大気圏再突入などの技術を確立させたと実
エチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合(AU)の本部(2018年1月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / SIMON MAINA 【1月30日 AFP】中国政府がアフリカ連合(AU)に対してスパイ活動を行っていると仏紙ルモンド(Le Monde)が先週報じたことについて、AUの中国大使は29日、報道は「ばかげている」と非難した。 ルモンド紙が匿名の複数のAU関係者の話として報じたところによると、エチオピアの首都アディスアベバにあるAU本部の技術者らが昨年、コンピューターに保存されていた情報が2012年以降、定期的に中国・上海にあるサーバー上にコピーされていたことを発見した。 アディスアベバで開催中のAU首脳会議に出席している中国のクアン・ウェイリン(Kuang Weilin)大使は、「報道は扇情的で、非常識でばかげている」と非難した。 年2回の会議が開催されているAU本部は
[歴史の中の今日]26年前の今日、1992年1月29日 日本の国会でなされた 日本軍「慰安婦」被害者に対する初の謝罪発言 「私たちはかつて日本軍がこの問題に関与したとのことを否定することはできない」 日本の国会で初めて日本軍「慰安婦」被害者に対する謝罪発言がなされたのは、今日からちょうど26年前の1992年1月29日。当時日本の首相であった宮沢喜一が発言の主人公だ。彼は参議院での演説で、かつて第2次世界大戦中に日本政府が主導して韓国の女性たちに、日本の軍人らと性関係を持たせた事実について謝った。宮沢首相はこの日「私たちは言葉では言いようのない苦痛を味わった方々に心からの反省の意とお詫びの気持ちを表明いたします」と話した。 宮沢首相の突然の謝罪には背景があった。日帝時に韓国人慰安婦の募集と運営に「日本軍が直接関与」したことを立証する米軍の公式文書が初めて発見されたためだ。そのうえ、文書が公開
中国軍機とフリゲート艦が対馬海峡通過=防衛省警戒 海上自衛隊 陸上自衛隊 航空自衛隊 中国海軍のジャンカイII級フリゲート艦(防衛省提供) 中国軍のフリゲート艦と情報収集機が29日に九州の対馬海峡を相次いで通過したのを防衛省が確認したことが30日、分かった。領海・領空侵犯はなかったが、同省は中国軍が日本近海での情報収集活動を活発化させているとみて、警戒している。 同省などによると、中国海軍のジャンカイII級フリゲート艦1隻が29日、対馬海峡を北上し、一時的に日本海に入った。その後、対馬海峡を南下し東シナ海に向け航行したという。海上自衛隊のP3C哨戒機と護衛艦が監視した。 中国軍のY9情報収集機(防衛省提供) また、中国軍のY9情報収集機1機が29日、対馬海峡上空を往復した。東シナ海側から対馬海峡を通過し、日本海に入ってUターンして東シナ海側に抜けた。航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)し
中国の「無印良品」の店舗が配布したカタログの地図に、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)が掲載されていなかったなどとして、中国当局から指摘を受けていたと、30日、中国メディアが伝えた。「問題地図」を整理するキャンペーンで見つかったとしている。 国営新華社通信によると、指摘を受けたのは「2017年秋冬家具カタログ」の地図。国境線が間違っており、尖閣諸島や、同様に中国が領有権を主張する南シナ海の諸島が描かれていない▽海南島(海南省)が中国と違う色になっている▽台湾をめぐる注意書きにも重大な誤りがある――などと指摘された。 習近平(シーチンピン)指導部は主権や領土について国民の意識を高めようとしており、国家測量地理情報局などが昨年8月から全国で「問題地図」整理キャンペーンを開始。今回は中国の出版社やメーカーの本や地球儀なども問題を指摘され、中にはチベット自治区を英国領とした地
1月11日、中国海軍の「江凱(ジャンカイ)2型」フリゲート「益陽」(イーヤン、3963トン)と「商(シャン) 型」原子力潜水艦(6096t)が東シナ海の宮古島東方と尖閣諸島の大正島北東の日本の接続水域を通過したのを海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」(6401トン)と同「おおよど」(2591トン)、P3C哨戒機が追尾、確認し、外務省の杉山晋輔事務次官は中国の程永華駐日大使を同省に呼び抗議した。 だがこの抗議には法的根拠はない。接続水域は領海12海里(約22キロ)の外側であり、そこではどの国の艦船も自由に通航でき、潜水艦が浮上せずに航行することも認められている。 「接続水域」は禁酒法時代(1920~33年)のアメリカが設けたものだ。当時は領海の幅は3海里(5.5キロ)が一般的で、アメリカもそれを認めていた。だがそれでは隣のカナダやメキシコ等から来る酒の密輸船が米国のすぐ沖に停泊し、小舟などで陸揚げ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く