新しいものを生み出す人材は高く評価されなければならない。なぜならば、その仕事は日常の業務よりはるかに重要(高付加価値)だからだ――。こんな書き出しだと「木村は何を当たり前のことを言い出したのか」と読者にあきれられてしまうな。誰もが「その通り」と思うだろうから、誠にもって「極言暴論」らしからぬ書き出しだ。ところがねぇ、システム開発と運用となると話が違ってくるから、本当に驚愕(きょうがく)してしまったよ。 何の話かと言うと、X(旧Twitter)の私のツイートに対する、技術者とおぼしき人たちの不思議な反応だ。まず問題のツイートを紹介しよう。「『システムは開発よりも運用が大事』と保守運用担当の技術者が力説するのだけれど、そりゃ当たり前。そんな当たり前の話をするのは、自分たちの仕事の重要性をアピールしたいからだろう。だけど、技術者の仕事としては運用より開発のほうが重要に決まっている。能力があるのな