文明崩壊後のシカゴ。人類は文明を維持するために人々を性格別に5つのコミュニティに分けた。農業を担当する「博愛」、治安を担当する「勇敢」、司法を担当する「高潔」、教育を担当する「博学」、政治を担当する「無欲」。 子どもは親と同じコミュニティで育つが、16歳になったときに性格診断テストを受けてその後の人生を過ごすコミュニティを決めるのだ。だがどの性格にも当てはまらない人間は「異端者(ダイバージェント)」として抹殺される運命にある。 全然そうは見えないけど、16歳のヒロインと素敵な教官。 この設定を知ったときは『リベリオン』みたいに新しい社会制度が生まれた未来で、『エリジウム』のようにアメリカ社会の問題点を過剰に描いて、『マトリックス』のように主人公たちが体制に反逆するんだな!と俺の頭の中で傑作中二SF映画たちが悪魔合体したけど、映画本編は懐かしのスポ根ヒロインだった。 「『ダイバージェント』は