【ノーサイドの精神】W杯の翌年は、ラグビーでは競技規則が改正される年になる。 ワールドラグビーは3月、今後の大規模な規則変更について発表した。よりスペクタクルにすることと、より安全性を高めることを主眼に、5段階に分けて順次適用される予定だ。 ゲームに影響を与えそうなものを挙げてみたい。 キックの後、キッカーより前にいるキッカー側のプレーヤーは、ボールをキャッチした相手選手がパスをするか、5メートル以上走ればオフサイドが解消する(受け手の10メートル以内にいないことが条件だが)が、改正規則では、キッカーまたはキッカーより後ろにいる味方の選手に追い抜かれた場合にオンサイドとなる。相手側プレーヤーの行為によってオフサイドが解消となる場合があったのだが、それがなくなり、受け手側にボールを動かすスペースが与えられることになる。現在、スーパーラグビーで採用されているものを世界的にも適用しようということ