平成20年、新しい世代に伝統の刃物を伝えるため、『情張鍛人(じょっぱりかぬち)』プロジェクトが 始動しました。 情張(じょっぱり)とは津軽弁で頑固者の意。津軽(青森県弘前市)の気質を代表する言葉です。 鍛人(かぬち)とは「かねうち(金打)」が転じて、金属を鍛え加工すること。 または鍛冶職人のこと。 古事記によると、大化の改新前後の時代、鍛冶に従事していた部民を 鍛冶部(かぬちべ)といい、先進技術をもった渡来人系の韓鍛冶部(からかぬちべ)と 在来技術による倭鍛冶部(やまとかぬちべ)とがありました。 鉄という字は「鐵」と書きます。 「金の王なる哉」鉄は素材の王様。 私達は、素材の「王様」に魔法をかける津軽の鍛冶職人を、敬意を込めて、情張鍛人と称します。