「銃器を3Dプリンタを使って個人で自作」の話題が、意外なところまで波紋を広げている。3Dプリンタの発展によって個人でさまざまなものが簡単に製作できるようになった。しかし、銃器のように法的にその開発に制限があり、個人では技術的に作成が難しかったものまで簡単に作れる可能性が高まってきたことが、議論となっている(reason.com、本家/.)。 この銃器の問題と同じような課題を抱えている分野がある。採算性の低い「希少疾病用医薬品」の開発だ。 グラスゴー大学の研究者が、(熱溶解積層法タイプの)3Dプリンタで化学物質を印刷し、化学反応を起こすことに成功した。この技術は高価で需要の少ない「希少疾病用医薬品」の価格を下げる可能性のある素晴らしいものだが、半面、法的に禁止されている「合成麻薬」を個人でも作れてしまう可能性も示唆しているという(BLOGOS)。 本家タレコミ人は、3Dプリンティング技術の向