地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。 ●胡錦濤時代はもう終わった、次の共産党は江沢民氏が仕切る 2010/12/30(木) [サーチナ] 汪洋氏(中国共産党中央政治局委員・広東省党委書記)が薄煕来氏(中央政治局委員・重慶市委書記)に対する支持を公言した。汪洋氏は胡錦濤派の重鎮で、胡錦濤国家主席と温家宝総理は、薄煕来氏を快く思っていない。薄煕来氏と習近平氏(党中央軍事委副主席)との溝は深いが、薄氏、習氏ともに江沢民・前総書記が認めた人物だ。中国語ニュースサイト博訊網などが伝えた。 胡錦濤氏は、江沢民勢力に消極的な抵抗を試みたが、何もできなかった。そして、胡総書記の任期が2年を切った今、党中央のキーパーソンが続々と、新しい主人である江沢民勢力にはせ参じている。だから汪洋氏の態度表明も、道理にかなったものだ。 党中央の関係