印象派の画家たちの時代から現在にいたるまで、世界が認める日本のアート、浮世絵。江戸時代、葛飾北斎や歌川広重といった浮世絵師が、多くの名作を手掛けてきました。この浮世絵制作の仕事に、アーティストでありマンガ家の近藤聡乃が現代の職人たちとともに挑みました。今回、ニューヨーク在住の近藤の一時帰国に合わせ、木版画の工房兼版元・アダチ版画研究所(東京都新宿区)にて、お話をうかがいました。 ──さっそくですが、最初にこの浮世絵(木版画)の原画制作の依頼の話がきたとき、どう思いましたか? また、原画制作にあたって意識した点などありますか? このお話をいただいた頃、ニューヨークのMoMAでゴーギャンの展示を観ました。そのなかにゴーギャンがタヒチ滞在中に制作した版画作品『ノアノア(Noa Noa)』(1901年初版)とその版木が展示されていたんです。それでちょうど木版画に対する関心が高まっていたタイミングで
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