本を読むと不幸になる - 飲めヨーグルト 個人的には、もし子供の頃「読書」というのが「比較的良い時間の過ごし方」として認知されておらず、「子供は絶対に外で遊べ!」みたいな社会だったら、内向的で運動音痴の僕にとっては、ものすごく生きるのが辛かっただろうなあ、と思います。 村上春樹さんが、小説(物語)の役目について、こんなことを書かれています。 我々はみんなこうして日々を生きながら、自分がもっともよく理解され、自分がものごとをもっともよく理解できる場所を探し続けているのではないだろうか、という気がすることがよくあります。どこかにきっとそういう場所があるはずだと思って。でもそういう場所って、ほとんどの人にとって、実際に探し当てることはむずかしい、というか不可能なのかもしれません。 だからこそ僕らは、自分の心の中に、あるいは想像力や観念の中に、そのような「特別な場所」を見いだしたり、創りあげたりす