三重県鈴鹿市の末松則子市長は7日の定例記者会見で、野菜の価格高騰により今年度中に2日間、給食を中止するとした市教育委員会の方針を撤回する考えを示した。中止への批判が多いことに加え、市教委が市長に相談せず中止を決めていたことが理由という。 末松市長は「市教委の判断は遺憾。給食の回数を減らさないよう中止見直しの検討を市教委に指示した」と述べた。 市教委は野菜の価格高騰で予算内での調達が難しくなっているとして、市立の全30小学校と全13幼稚園で12月20日と来年1月12日の2回、給食を中止することを決め、10月25日に各校・園に通知していた。