2008年10月2日のブックマーク (2件)

  • 地政学を英国で学ぶ : 北朝鮮崩壊後の話のつづき

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はいきなり快晴になったかと思えば大雨が降ったりと、めまぐるしい一日でした。それにしても寒くなりました。 まずは気になったニュースや記事を。 アフリカ沖でソマリアの海賊が武器・戦車を運んでいたウクライナの貨物船をハイジャックして、逆にビビってしまったというニュースがありましたが、これはけっこう笑えましたね(笑 ただしこれから海賊関係の話題はシーレーン問題も絡んでいるために戦略学でも論じられる重要なトピックになりそうで、すでに色々な論文が出てきております。ここでもチャンスがありましたら紹介してきたいです。 === 昨日のヘラルドに金融史の作家として有名なロン・チャーナウによる興味深い論説記事が出ておりました。 今回はJ.P. モルガンとアメリカの銀行の発展の歴史を簡単に述べているんですが、今回の金融バブルによって伝統的

  • アメリカの選択 - 内田樹の研究室

    金融危機に歯止めをかけるはずだった金融安定化法案が下院で否決され、ニューヨーク株式市場は「史上最大の下げ幅」を記録し、アメリカ発の金融危機が世界同時株安へと連鎖しようとしている。 そうですか。 法案が否決された理由は「高給取りの金融マンを救済するためになんでワシらの税金を投入せにゃならんの」という選挙民の感情に配慮したためだそうである。 11月に下院選挙があるので、ここで民意を逆撫でするような投票行動を取ると落選する可能性がある。だから、世界株安になろうと、世界各地の金融機関がばたばたつぶれようと、「オレの選挙」の方が優先という政治家心理が働いた結果だそうである。 もちろん、市場原理主義という大義名分もある。 生き残る企業と退場する企業はマーケットが選択する。政府がこれに介入すべきではない。 なにしろ、「マーケットは間違えない」という原則に従ってこれまでやってきたのである。 なるほど。 法