バンコク(CNN) タイで先月死去したプミポン国王の後継として、長男のワチラロンコン皇太子が近く即位する見通しとなった。暫定議会のポーンペット議長が29日、「適切な時が来た」との考えを示した。 議長は、王室典範に従って皇太子に即位を要請する方針を示した。皇太子は今週中にも正式に受諾する見通しだ。 皇太子はプミポン国王が亡くなった後、「父を弔う時間が必要だ」と話していた。 国王は国民から深い敬愛を集めていた。同国では1年間の服喪期間が設けられ、公務員は黒い服を着ることが義務付けられている。 皇太子は1952年7月生まれ、英国とオーストラリアで教育を受け、72年に正式な王位継承権を授与された。その後3回結婚している。