北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射テストに成功し、それが米国アラスカ州と西海岸の一部に到達する可能性があることから、アメリカもこれまでの「対岸の火事」の見物から、我が身に降りかかる火の粉を払う必要性に迫られている。 トランプ大統領はG20で中国の習近平大統領と会談した際、「もっと北朝鮮に圧力をかけるように」と苛立ちを含めて表明した。中国の外務省報道官、耿爽氏は今月11日の記者会見で関係各国からかかる中国へのプレッシャーについて聞かれ、「朝鮮半島の緊張を高めているのは中国ではないし、解決の糸口を握っているのも北京ではない」と反論。また、「中国はすでに絶え間ない努力を続け、建設的な役割を担っている。他の関係国もそれぞれの役割を担うべきだ。北朝鮮の核問題は大げさに扱われているうえ、それが中国の責任だという意見が目立つ。これには何か秘めた目的があるのではないか」と、中国に全責任を押し付けるべきではな