紙一面に文字だけがずらっと並んだ資料は、ひと目見ただけで読む気がなくなるもの。相手に、より「直感的」に伝わる工夫をしたいところだ。そこで、ビジネスマンの知的生産研究に取り組む永田豊志氏に、複雑に入り組んだ情報でも、四角形と矢印だけでシンプルに伝えられる「図解を使った資料の作り方」をうかがった。 図解通訳を通じて構造を「見える化」 図解の最大のメリットは、見た瞬間に全体像が理解できること。ジャーナリストの池上彰さんの情報番組を見ていると、その効果がよくわかります。専門的な話になると、決まってフリップボードが登場し図解で説明が行なわれます。すると一見複雑な政治問題も、まるで子供のケンカのように、単純な構図ですんなり理解できるのです。 一方で、ビジネス文書でよく使われる「箇条書き」は伝わりにくい見せ方の最たるもの。情報の羅列にすぎず、一字一句を読まないと内容が理解できないからです。 言葉では伝わ
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